「地元の名門校に行くことの価値」という松江塾塾長先生の記事を読んだ鯱肌です。
地元の名門校、今住んでいる地域だと一高がナンバースクール。
私の出身地域の公立高校の名称は一高二高といった感じでは無いので、ナンバースクールという言い方を最近まで知らなかった。
ナンバースクール、なんかかっこいい。
昔、そう20年くらい前、知り合いが、
「息子が志望を一高か二高どちらにするか悩んでいるんだけど、やっぱり一高よ、一高のプライド、伝統その他もろもろは素晴らしい」
と言っていた。
「二高もいいのよ、英語教育頑張ってるし、何より楽しそう、でも一高よ。」
とも。
彼女自身が千葉のトップ校出身だからナンバースクールのすばらしさを知っているのだ、と言う。
その時になんか知らんけど一高って +α がすごいんなだと知った。
旦那も地域一番校出身。
九州では知らぬ人はいない、と本人は言う。
私は九州人では無いので知らなかったが、私の職場の熊本出身の人は、
「その県でトップ校なら◎◎か△△」
と他県なのにつらつら出てくるし、しかも旦那の高校当てた。
そういえば熊本では高校名をつけて名乗る、という記事を最近どこかで読んだ。
なるほど納得である。
で、現実の問題、息子の中学は高校がくっついているのだけれども、ナンバースクールではないし、実は出来てまだ日が浅く歴史が無い。
何なら小学校が開校100周年だったくらいなので、地域的に浅いというわけではなく、古くて良いトップ校だって中等部を持っている。
だが息子はこっちを受けたいと言い、そして受かり、通っている。
彼の人生は彼のもので、彼は悩まなかったのだからそれでいい。
何個前かの記事で「地域一番校のうちの1つ」と書いた。
それは事実なんだけど、伝統校、名門校ではないよなと思った。
例えば、県知事が県のナンバースクール出身(県北)だと聞くと「おぉ~」ってなるし、市長がナンバースクール出身(県南)だと聞くとやっぱり「おぉ~」ってなる。
その学校だったんだからなんかやってくれそうな気がする~という感じだ。
そういうのは、息子の学校には、無い。
そして県内の若い世代にはやや知られてきたかもしれないが、全般的に知らぬ人が多い。
それがちょっと寂しくなっちゃったのでこの記事を書きました。
あ、私は小学校10期生、中学校1期生、高校は忘れたけど、大学は通っている間に100周年を迎えた伝統校です。
榎本武揚が作った学校なんだぜ!!!と今でも自慢ですし、今でも大根踊りを踊れます。
新設校の1期生と102期生を経験しているからこそ、伝統のすばらしさを知っています。
だから、ちょっと、寂しい。
以上です。