松江塾ブログの記事『「具合が悪い」と子供が言った時に親がやるべきこと』を読みました。
何も問題の無い子なんていないだろうとは思う鯱肌です。
1人1人違うのです。
これを機会に息子の事を記そうと思います。
新型コロナ流行がきっかけでした。
新型コロナが流行り始めたのは息子が小3の12月。
3月から学校が休校になって、小4の新学期はGW明けから始まりました。
その後の6月から頭痛が始まり、少しして腹痛も併発するようになりました。
息子は毎朝具合が悪かったです。
田舎なので学校まで歩いて45分。
車で送るなら5分、40分の猶予が出来ます。
その40分で治まったら登校、痛みで動けなかったら休み。
保健室登校でも可(と言っておいたんですが、恥ずかしくてずっと机で耐えていたそうです)
我が家のルールとして「1週間に1日は休んでいいよ」と設定し、それを目安に登校していました。
中学に入ってケロリと治まりました。
今となってはそれで心の問題だったと確定しました。
息子の成績は、公立の小学校でトップクラスの集団にはいましたが、トップではありませんでした。
多分、息子より上位の子達は、松江塾塾長先生の言う通り、具合が悪くなんてならないタフな心を持っていたんだろうなって、思います。
体調が良くなければ集中なんて出来ないでしょう。
集中出来なければ成績なんて良くないでしょう。
息子、その体調、その出席率でよきその成績を取ってきたなと改めて思います。
コロナ禍の中、かかりつけの小児科2箇所診てもらいましたが、原因が見つからないと言われました。
可能性をつぶそうと、脳神経内科でMRIも撮ってもらいました。
脳も血管もキレイで頭痛の原因は見つからないと言われました。
ホッとしました。
近所の総合病院の小児科に子供の精神科である小児神経専門医の先生が週1だけ診察に来ていることを知りました。
紹介してもらい、診察してもらいました。
頭痛は数ヶ月して治まりました。
先生と対話し、21時には寝ると先生と約束し、守っていたら治まりました。
でも、腹痛は残り、息子を毎朝苦しめます。
年齢制限のある中、試せる薬は全て試しましたが、効く薬はありませんでした。
腹痛のなか、小学校では休み時間に同じ塾仲間と塾の宿題をやりました。
学校へ登校出来ない日は先生が教室とオンラインで繋いでくれて授業を受けました(欠席にはなります)。
小5、担任の先生が心の病でリタイアしました。
小5の11月、息子は受検を決意しました。
小6、タフな学年主任先生のクラスになり、少し症状はマシになりました。
12月、受験が始まりました。
滑り止め、合格。
チャレンジ校、合格。
本命、合格。
本命合格後、腹痛はみるみる治まっていきました。
息子は未来を見たのかもしれません。
今では楽しく学校へ通っています。
中学受検は悪ではありません。
向き不向きがあるだけです。
だけどそんなの何でもそうでしょ?
息子には中学受検は向いていました。
ただそれだけです。
人はそれぞれです。
中学受検(受験)が過熱している、というのは肌で感じていました。
でも、うまく言えませんが、うちのように救われた子もいるはずです。
中学生活で多様な人間関係を経験しておいた方がいいという理屈、わかります。
でもうちの地域は小学校で十分お腹いっぱいだと息子は思ったのだと思います。
荒れていない地域の方々はどうぞ公立で揉まれて逞しくなって高校受験をされたら良いのです。
我が家はもう十分です。
息子にはなりたいものが具体的にあり、どこの大学に行きたいというビジョンがあります。
とりあえず今はそこに向かって可能性の高いルートを走っています。
なりたいものが変わってもいいのです。
都度修正すれば。
人それぞれなのです。
だから息子は、これからも楽しく生きるでしょう。
私は、そのサポートをしっかりとするだけです。
以上です。